【作り方説明書】

丸襟ハイウエストワンピースの型紙

■詳細対応サイズ
・40cmソフビ
・45cmソフビ
■難易度
イージー/【ノーマル】/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.18mm
■用意するもの
・薄手~やや薄手生地 ・薄手の生地(裏地用) ・コンシールファスナー
■手縫い可否
OK
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/5474799

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG156Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20240208
■布に書き写すパーツリスト 長袖
①上フリル 1枚→そのまま1枚
②中フリル 1枚→  〃
③下フリル 1枚→  〃
④⑤長袖カフス 2枚→そのまま2枚
⑥⑦後スカート 2枚→左右反転して2枚
⑧前見返し 1枚→そのまま1枚
⑨前身頃 1枚→    〃
⑩⑪パフスリーブ 2枚→左右反転して2枚
⑫前スカート 1枚→そのまま1枚
⑬⑭後見返し 2枚→左右反転して2枚
⑮⑯襟 表布 2枚→   〃
⑰⑱襟 裏布 2枚→   〃
⑲⑳後身頃 2枚→    〃
㉑㉒長袖 2枚→そのまま2枚

合計:22枚 のパーツで構成
■布に書き写すパーツリスト 半袖
①上フリル 1枚→そのまま1枚
②中フリル 1枚→  〃
③下フリル 1枚→  〃
④⑤半袖カフス 2枚→そのまま2枚
⑥⑦後スカート 2枚→左右反転して2枚
⑧前見返し 1枚→そのまま1枚
⑨前身頃 1枚→    〃
⑩⑪パフスリーブ 2枚→左右反転して2枚
⑫前スカート 1枚→そのまま1枚
⑬⑭後見返し 2枚→左右反転して2枚
⑮⑯襟 表布 2枚→   〃
⑰⑱襟 裏布 2枚→   〃
⑲⑳後身頃 2枚→    〃

合計:20枚 のパーツで構成
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.前身頃、後身頃×2枚のダーツを縫う。
ダーツ:布を三角形に細く折って、縫った部分。
表が内側になる様に、三角形の中心で折る。
 前身頃反対側、後身頃も同じように折る。
斜めになっている線を縫う。
 前身頃反対側、後身頃も同じように縫う。
縫ったところを中心に開く。
 前身頃反対側、後身頃も同じように縫う。


09.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。


10.ダーツは中央へ倒してアイロンをかける。


11.表が内側になるように、襟 表布と裏布を合わせて縫う。
 ☆側だけを縫う。
 もう一枚も同じように縫う。


12.縫い代を3mm程度にカットする。
 ☆側だけをカットする。
 もう一枚もも同じようにカットする。


13.ひっくり返して、角とカーブを整える。
 もう一枚も同じように整える。


14.襟にアイロンをかける。


15.前見返し、後見返し×2にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
 解れ止め液でもよい。
 家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
 布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。


16.前身頃、後身頃×2にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


17.表が内側になるように、前身頃と後身頃の 肩 を合わせて縫う。
 反対側も同じように縫う。


18.縫い代を開いてアイロンをかける。  反対側も同じようにアイロンをかける。


19.身頃 表 に襟 表 を合わせて仮縫いする。
 前中心に襟をしっかりと合わせると、出来上がりが綺麗になる。
 後身頃 後中心の出来上がり線に襟の端が合うようにする。


20.表が内側になるように、前見返しと後見返しを合わせて縫う。
 反対側も同じように縫う。


21.縫い代を開いてアイロンをかける。
 反対側も同じようにアイロンをかける。


22.表が内側になるように、19の身頃と見返しを合わせて縫う。


23.襟のカーブに切り込みを入れる。


24.見返しを折り返す。


25.襟を持ち上げ、内側に移動する。


26.縁を縫う。
 襟を巻き込まない様に注意。


27.裏が内側になるように、長袖カフス×2(もしくは半袖カフス×2)を折る。


半袖で作る場合は 32 へ

28.長袖と長袖カフスを合わせて縫う。
 もう一枚も同じように縫う。


29.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
 もう一枚も同じように縫う。


30.長袖カフスを折り返す。
 もう一枚も同じように折る。
 縫い代は長袖側に倒す。


31.縁を縫う。
 もう一枚も同じように縫う。


32.袖山の ギャザー止まり の間にギャザーを寄せる。
 もう一枚も同じようにギャザーを寄せる。

  
①ミシンの上糸の糸調節を“弱”にする。
  ダイヤルの場合は0にする。

②縫い目の長さを4mm程度にする。
③縫い始めの糸は上下共に10cm以上出しておく。
  上糸と下糸の色を変えておくと、後でわかりやすい。

④布の端から2mm程度のところを縫い、縫い終わりの糸も10cm以上残して切る。
2本目は布端から4mm程度のところを縫う。

⑤上糸の調節(①)と、縫い目の長さ(②)を元に戻す。

33.パフスリーブの下側にギャザーを寄せる。
 もう一枚も同じようにギャザーを寄せる。


34.表が内側になるように、パフスリーブ下部と長袖(もしくは半袖カフス)を合わせて縫う。
 均等にギャザーを寄せる。
 もう一枚も同じように縫う。
 以降、半袖は長袖と同じ様に縫い進める。


35.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
   もう一枚も同じように縫う。


36.パフスリーブを上に倒して、縫い代にアイロンをかける。
 縫い代はパフスリーブ側に倒す。
 もう一枚も同じようにアイロンをかける。


37.縫い代に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
 もう一枚も同じように縫う。


38.袖ぐりに切り込みを入れる。
 袖ぐり:袖を付ける為の身頃側のカーブ 襟を切らない様に注意。
 反対側も同じように切り込みを入れる。


39.表が内側になる様に、袖と袖ぐりを合わせて縫う。
 反対側も同じように縫う。


40.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
 袖と身頃を一緒に縫う。
 反対側も同じように縫う。


41.縫い代を身頃側に倒してアイロンをかける。
 反対側も同じようにアイロンをかける。


42.上、中、下フリル の下部に縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


43.42で縫った縫い代を折る。
 中、下フリルも同じように折る。


44.縁を縫う。
 中、下フリルも同じように縫う。


45.上、中、下フリル にギャザーを寄せる。
 中、下フリルも同じようにギャザーを寄せる。


46.前、後スカート×2の ☆側 の縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


47.表が内側になる様に、前スカートと後スカートを縫う。
 反対側も同じように縫う。


48.縫い代を開いてアイロンをかける。
 反対側も同じようにアイロンをかける。


49.表が内側になる様に、スカートの裾と上フリルを仮縫いする。
 フリルが捻じれない様に注意。
 均等にギャザーを寄せる。


TIPS.時短したい場合は上、中、下フリルを重ねて3枚一緒にギャザーを寄せ、仮縫いする方法もある。
この方法は3枚のフリルが同じシルエットになる場合がある為、時と場合によって使い分けをおすすめする。


50.表が内側になる様に、48と中フリルをスカートの裾に仮縫いする。
 均等にギャザーを寄せる。


51.表が内側になる様に、49と下フリルをスカートの裾に合わせて縫う。
 仮縫いではなく、本縫いをする。
 本縫い:出来上がり線で仕上げの為に縫う事。
 均等にギャザーを寄せる。


52.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
 4枚一緒に縫う。


53.上、中、下フリルを上外側に倒す。
縫い代はスカート側に倒す。


54.スカートの縁を縫う。


55.スカート中央にギャザーを寄せる。


56.表が内側になる様に、身頃を半分に折る。


57.袖口から裾までを縫う。
 縫い代を袖側に倒す。


58.縫い代を開いてアイロンをかける。
 反対側も同じようにアイロンをかける。

59.表が内側になる様に、身頃とスカートを合わせて縫う。
 均等にギャザーを寄せる。


60.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


61.身頃を上に倒す。


62.身頃の縁を縫う。


63.袖を表に返す。

64.後ろ中心の縫い代にロックミシンか、 家庭用ミシンのジグザグで縫う。


65.表が内側になる様に、後中心を合わせる。


66.身頃から開き止まりまでを4mm程度の縫い目で縫う。
 仮止めなので返し縫はしない。
 襟を縫わない様に注意。


67.66で縫った下から裾までを普通の縫い目で縫う。
 ここは解れない様に返し縫いをする。


68.縫い代を左右に開いて、アイロンをかける。

69.コンシールファスナーの上部を1cmになる様に切る。
コンシールファスナーの上部に透明の“上止”があるので、その上を1cmに切る。


70.コンシールファスナー中心と、34で開いた縫い目を合わせる。


71.仮止めをする。反対側も同じように縫う。
 スカート本体は避けて、ファスナーと縫い代のみを縫う。


72.身頃から開き止まりまでの糸を切る。
 開き止まりから下の糸を切らない様に注意。
 リッパーを使うと切りやすい。


73.ミシンにコンシールファスナー押さえを取り付ける。
 右図の様なアタッチメントも売られている。
 おすすめはミシンの純正品、もしくはミシンの対応メーカー名が記載された物。
 無記名のものは場合によっては、ミシンに合わない事もあるので注意。


74.スライダーを開き止まりまで下げる。


75.務歯(むし)を押さえの溝に入れて、開き止まりまで縫う。
 反対側も同じ様に縫う。
 スカート表から縫う。
 布端が右の時は左側の溝に、布端が左の時は右側の溝に務歯を入れる。
 務歯:ファスナーを開閉する為に、歯の様になって連なっている部分の事。


76.下止の金具を、開き止まりの1cmくらい下に移動して、ペンチで潰して動かない様にする。


77.下止の下、1cmくらいをハサミでカットする。


78.身頃から出ているファスナーを裏へ折る。


79.ファスナーと縫い代を身頃へ折る。


80.折り返したところと身頃を7mm位縫って固定する。


81.襟の後が浮く時は、襟の角と身頃を縫い留める。





お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール
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